クリスマスってなに?
クリスマスは、元はキリスト教のお祭りで、キリスト教を開いたイエス・キリストが生まれた日、降誕をお祝いする日です。
現代では世界中で行われる定番のお祭りとなりました。
日本でクリスマスを祝うようになったのは明治時代以降からで、一般の人々に広まったのは昭和20年代に入ってからのことです。
クリスマス・イブって?
本来のクリスマスは25日です。しかし、昔は太陽が沈んでからが1日の始まりと考えていたので、24日の夜をクリスマス・イブとしてお祝いします。
「イブ」には「前夜祭」という意味があります。
サンタクロースって?
クリスマス・イブに、寝ている子供の枕元にプレゼントを運んでくれるサンタクロース。
4世紀頃のトルコの司教、セント・ニコラウスがモデルといわれています。
ニコラウスが多くの貧しい人々を救ったといわれ、死後、聖人として崇められました。それがいつしかサンタクロースの伝説になったとされています。
どうして飾る?クリスマス・ツリーとクリスマス・リース
クリスマス・ツリーをもみの木で飾る習慣はドイツで始まり、世界中に広まりました。
1年を通して葉が落ちることなく枯れないもみの木は、いつまでも絶えることのない命を表しているそうです。
クリスマス・ツリーは天国の木とされていて、賑やかな飾りつけをするともみの木に住んでいる小人が喜んで、幸せをもたらしてくれるという言い伝えもあります。
クリスマス・リースはキリストが処刑の際に被った冠に由来していて魔除けのために玄関に飾ります。
世界の様々なクリスマスのお菓子
ブッシュ・ド・ノエル(フランス)
ブッシュは薪、ノエルはクリスマス。
「クリスマスの薪」という意味で、名前どおり薪を象ったケーキです。
シュトーレン(ドイツ)
ドライフルーツやナッツ、スパイスなどが入った日持ちのするパンです。
クリスマスのおよそ4週間前から、シュトーレンを薄くスライスし、クリスマスを待ちながら少しずつ食べていきます。
クリスマスプディング(イギリス)
プディング(プリン)という名前ですが、パウンドケーキに近いお菓子です。
ドライフルーツ、ナッツなどがどっさり入った生地を一晩寝かせ、蒸して作ります。
パネトーネ(イタリア)
「パネトーネ種」とよばれる酵母を使った菓子パン。
甘い生地にレーズンやオレンジピールなどが入っています。